Noism Supporters Unofficialの会報とウェブサイトのリニューアルをお手伝いしました。

新潟市の劇場専属舞踊団Noism(ノイズム)を応援している市民サポーター、Noismサポーターズ Unofficialが発行している会報とウェブサイトのリニューアルデザインをお手伝いしました。

リニューアルされた会報28号は、2016年1月の劇的舞踊『カルメン』再演に合わせて発行されました。井関佐和子さん(Noism副芸術監督)と中川賢さん(Noism1)への舞踊家インタビューや、新潟で活動している作曲家・演奏家の福島諭さんと金森穣さん(Noism芸術監督)の対談、舞踊評論家の浦野芳子さんによるNoism0『愛と精霊の家』の劇評、会員さんによるコラム、メンバーからのメッセージコーナーなど内容も充実しています。Noismの公演では来場者のみなさん全員に無料で配布されますが、読んでみたいという方はNoismサポーターズUnofficialへの入会をおすすめします。入会すると会報がお手元に届くほか、Noismのリハーサル見学もできますよ。

また、Noismサポーターズ Unofficialのウェブサイトでは、事務局のみなさんが随時ブログを更新しています。Noism周辺の耳寄り情報もこまめに紹介されているので、Noismファンの方はぜひチェックしてみてください。

『神話の力』

ジョーゼフ・キャンベル&ジム・モイヤーズ『神話の力』(早川書房)

2016年読書始めの一冊。

昨年の暮れに『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観て、ジョージ・ルーカス氏に興味を持ったのが、この本に出会ったそもそものきっかけでした。ルーカス氏は映像制作会社「ルーカスフィルム」を約40億ドルでディズニーに売却し、『フォースの覚醒』の制作にはほとんど関与していない(脚本もボツにされた)のですが、そのことが逆説的にルーカス氏の創作に対する関心へと向かい、その原点についていろいろ調べているうちに神話学者のジョーゼフ・キャンベル氏にたどり着きました。

キャンベル氏は世界各地の神話の比較研究に多くの業績を残した神話学者で、その神話論をルーカス氏は『スター・ウォーズ』に採り入れています。作家の村上春樹氏も「キャンベルにはすごく教えられるところが大きかった。」とコメントするなど、物語を作る多くの作家にキャンベル氏の著書や思想は大きな影響を与えているようです。

『神話の力』は、ジャーナリストのビル・モイヤーズ氏を話し相手に神話の持つ力についてキャンベル氏が語った内容をまとめた本です。モイヤーズ氏はとてもすぐれたインタビュアーで、キャンベル氏の思想体系を踏まえつつ読者の疑問を抽出するかのように巧みに言葉を引き出すことに成功しています。

理解するのが難しい部分もありますが、多くの示唆に富んだ名著です。

 

神話の力

Noism『カルメン』のチケットが届きました。

Noismの劇的舞踊『カルメン』再演、初日のチケットを購入。Noismの再演は毎回良いのでとても楽しみです。

りゅーとぴあオンライン・チケットで申し込んだら翌日にチケットが届きました。画面を見ながら席を選べるし、カード払いなら手数料も送料100円のみなので、買いやすくておすすめです。

carmen_ticket

 

WORKSに墨遊はちまき屋のWebサイトをアップしました。

2014年秋に東京・日本橋で開催された書家 泉田佑子さんの展覧会「白の世界ニイガタ」に携わったご縁で、「Webサイトも『白の世界』の感じで!」という嬉しいリクエストを頂き、泉田さんが主宰する「墨遊(ぼくゆう)はちまき屋」のWebサイトリニューアルをお手伝いしました。

泉田さんは2014年、加茂市に「ギャラリー宙(そら)」をオープンし、ご自身の書作品を常設展示しています。僕が初めてギャラリー宙を訪れたときに思い浮かべた言葉は「白」「墨」、そして「浮遊感」でした。ほのかに墨の香りが漂うその空間は、小さいながらも「墨黒の宇宙」と表現するのがぴったりで、壁に掛けられた独創性あふれる作品に囲まれていると、縛られることのない自由な空間で心遊ばせることが好きな泉田さんのイメージが伝わってきました。

初代「十日町きもの女王」に選ばれるほどの才色兼備な書家…などと言うとなんだか近寄りがたいオーラを身にまとった女性を想像してしまいますが、泉田さんご本人は子どもからお年寄りまでたくさんの方に慕われるとても気さくな方です。そんな泉田さんにまつわる印象をひとつひとつ整理しながら、サイトの大まかなイメージを自分の中に組み立てていきました。

Webデザインは文字と絵(写真)を使って平面に表現するという点においてグラフィックデザインと共通しているものの、そこに時間軸が加わることで映像や音声を使った表現が可能になるところに面白さがあります。しかし、できるからと言ってなんでもかんでも詰め込んでしまっては伝えたい情報がぼやけてしまうし、Webデザインにありがちなカッチリしたレイアウトも泉田さんのイメージに馴染みません。泉田さんの書作品や世界観の魅力を夾雑物なく伝えることがなんと言っても最優先です。そんなわけで「なにも足さない。なにも引かない。」という有名なウイスキーのCMのキャッチコピーが制作中の僕の隠れたテーマでした。

墨遊はちまき屋のWebサイトを通じて、書家 泉田佑子さんの世界観や人柄の魅力をふんわりと感じていただけたら、とても嬉しく思います。ぜひ加茂市のギャラリー宙にも足を運んでみてください。

WORKSに「白の世界ニイガタ」のチラシ画像をアップしました。

「白の世界ニイガタ」は、新潟・加茂在住の書家 泉田佑子さんの書を通じて、新潟発の芸術文化と産業がコラボレーションしたとてもユニークな展覧会。その第一回が、2014年11月15日~20日、東京・日本橋三越前のイベントスペース「ブリッジにいがた」で開催されました。

会場では、長岡市の酒蔵 吉乃川「杜氏の晩酌」や新潟堂「新潟チップス」をはじめとする様々な新潟産の商品と、そのロゴなどに使われた独創性あふれる泉田さんのオリジナル書作品が展示され、たくさんの来場者がお菓子の試食や振る舞い酒を味わいながら、雪国新潟の風土で育まれた文化に親しんでいました。

さらに展覧会の期間中には、鈴木牧之の名著「北越雪譜」を題材にした三味線の弾き語りや躍動感あるご祝儀ダンス三番叟(さんばそう)の披露、書道体験教室、お点前などのイベントも開催され、6日間で約4000人もの来場者が「白の世界ニイガタ」を満喫したとのことです。

僕が運営をお手伝いしたオープン初日と二日目は、さわやかな秋晴れに恵まれて朝から晩まで客足が途絶えることなく、物販ブースで販売していた商品もどんどん品切れに。久しぶりに都会のエネルギーを感じながら楽しく有意義な時間を過ごせました。

白の世界ニイガタ会場の様子
「白の世界ニイガタ」会場内の様子。真冬の銀世界のようにまぶしい空間は会場の前を通る人からも注目を浴びていました。天井に吊るされた凧は泉田佑子さんの新作です。