グレンツィングオルガンの魅力 No.24

山本真希さんのオルガンリサイタルシリーズ「グレンツィングオルガンの魅力 No.24 バッハ〈前編〉」に行ってきました。

オーバーホールを終えたりゅーとぴあコンサートホールのパイプオルガンの音色は艶やかさと透明感を取り戻したようで、これまで以上に気持ちよく音楽の世界に浸れました。真希さんが弾く駆け抜けるような旋律もより軽快に聴こえるようになったし、以前と同じパイプを使って弾いているとは思えないほど楽器の音色が変わっていて驚きました。

J.S.バッハ周辺のオルガン音楽の歴史を辿って当時活躍していた作曲家・演奏家の音楽を聴くと、いろいろな発見があります。個人的なおすすめは今回のプログラムにも入っていたブクステフーデ。ブクステフーデが滞在していたリューベックの街を出張で訪れたバッハが、そのオルガン演奏に強く魅了されたあまり無断で出張を延長したという逸話も好きです。

ただいろいろ聴き比べてみると、ハーモニーの厚みとかスケールの大きさでバッハの作品には圧倒的な説得力があるので、やはり別格なんだなという印象を受けます。即興でバリバリ演奏するバッハの姿は才気走っていて、さぞかしカッコ良かったことでしょう。

バッハ以外にも即興を取り入れた現代曲やスケールの大きなオルガン交響曲などオルガン音楽の聴きどころはたくさんあるので、まだ聴いたことのない方は大音量の生演奏をコンサートホールで一度体感してみることをおすすめします。

さくら堂さんの「六花・磯合わせ」が名誉総裁賞を受賞!

Webサイトの運用をお手伝いしている新潟米菓さくら堂さんの銘菓「六花・磯合わせ」が、第27回全国菓子大博覧会・三重(2017年4月21日~5月14日)で名誉総裁賞を受賞しました。

全国菓子大博覧会はお菓子の祭典としてほぼ4年に一度、全国各地を回って開催されている由緒ある博覧会で、受賞は菓子業界の中でも最高の栄誉とされているとのこと。さらに今回は第25回姫路大博覧会で農林水産大臣賞を受賞した「カレーかきもち」、第26回広島大博覧会で名誉総裁賞を受賞した「カマンベールチーズおかき」に続く3回連続の受賞という快挙! 受賞したおかきはいずれもさくら堂さんらしい上質なもち米の旨味が感じられる独創的な味わいの逸品です。

今回受賞した「六花・磯合わせ」は、焼海苔とおぼろ昆布が丁寧に巻かれた極薄の焼きおかきで、一枚食べるとついもう一枚と手が出てしまうおいしさ!

Webサイトからも購入できますので、職人さんが手仕事で丁寧に焼き上げる伝統の味をぜひお召し上がりください。

『神話の力』

ジョーゼフ・キャンベル&ジム・モイヤーズ『神話の力』(早川書房)

2016年読書始めの一冊。

昨年の暮れに『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観て、ジョージ・ルーカス氏に興味を持ったのが、この本に出会ったそもそものきっかけでした。ルーカス氏は映像制作会社「ルーカスフィルム」を約40億ドルでディズニーに売却し、『フォースの覚醒』の制作にはほとんど関与していない(脚本もボツにされた)のですが、そのことが逆説的にルーカス氏の創作に対する関心へと向かい、その原点についていろいろ調べているうちに神話学者のジョーゼフ・キャンベル氏にたどり着きました。

キャンベル氏は世界各地の神話の比較研究に多くの業績を残した神話学者で、その神話論をルーカス氏は『スター・ウォーズ』に採り入れています。作家の村上春樹氏も「キャンベルにはすごく教えられるところが大きかった。」とコメントするなど、物語を作る多くの作家にキャンベル氏の著書や思想は大きな影響を与えているようです。

『神話の力』は、ジャーナリストのビル・モイヤーズ氏を話し相手に神話の持つ力についてキャンベル氏が語った内容をまとめた本です。モイヤーズ氏はとてもすぐれたインタビュアーで、キャンベル氏の思想体系を踏まえつつ読者の疑問を抽出するかのように巧みに言葉を引き出すことに成功しています。

理解するのが難しい部分もありますが、多くの示唆に富んだ名著です。

 

神話の力

Noism『カルメン』のチケットが届きました。

Noismの劇的舞踊『カルメン』再演、初日のチケットを購入。Noismの再演は毎回良いのでとても楽しみです。

りゅーとぴあオンライン・チケットで申し込んだら翌日にチケットが届きました。画面を見ながら席を選べるし、カード払いなら手数料も送料100円のみなので、買いやすくておすすめです。

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